妻が年金・健康保険の保険料を
払うと手取り減

整理すると、「社会保険の壁」は、妻のパート先が大企業なら「106万円」、中小企業なら「130万円」ということ。
妻が自分で年金や健康保険の保険料を払うようになると、支出アップのほうが多くなり、妻の手取りが減り「ソン」が発生します。

パート主婦が最も気になるのは、どのくらい収入を得るとソンを解消できるのか、ということでしょう。つまり、どうせ働くなら、いくら以上稼いだら、手取りのソンがないのか…ということ。本書では、表と合わせて詳しく解説しています。ぜひご一読ください。

深田晶恵(ふかた・あきえ)ファイナンシャルプランナー(CFP)、(株)生活設計塾クルー取締役。1967年生まれ。外資系電器メーカー勤務を経て96年にFPに転身。現在は、特定の金融機関に属さない独立系FP会社である生活設計塾クルーのメンバーとして、個人向けコンサルティングを行うほか、メディアや講演活動を通じてマネー情報を発信している。20年間で受けた相談は4000件以上、「すぐに実行できるアドバイスを心がける」のをモットーとしている。ダイヤモンドオンライン、日経WOMAN等でマネーコラムを連載中。主な著書に『住宅ローンはこうして借りなさい 改訂6版』『平均寿命83歳!貯金は足りる?定年までにやるべき「お金」のこと』(ダイヤモンド社刊)『共働き夫婦のための「お金の教科書」』(講談社刊)ほか多数。