非常識なほうが面白い
Y田の裏切りからヒートアップして男子校ネタで押してしまいましたが、今週は『地球に残された時間』の最終確認を終えたところです。形としてお見せすることができないのは残念ですが、来週見本書籍が手元に届くため、露骨なまでに中身の紹介をさせていただたこうと画策中です。
せっかくなので、新刊注目書籍を。爆笑問題太田光さんの新作『文明の子』がダイヤモンド社より発売となりました。前作『マボロシの鳥』(新潮社)も大ヒット記録した太田さんの新刊とあり、注目が高まっています。
ご覧になった方もいると思いますが、『文明の子』刊行記念の記者会見場では、太田さんが芥川賞の田中慎弥さん会見を模倣したりと、大変にぎやかな様子が放映されていました。直近の話題を自然と盛り込むアタマの回転の早さは本当に尊敬です。見本をゲットしたので、早速読んでみようと思っているところ。
個人的に田中慎弥さんの会見は「お~これは面白い」と思っていましたが、翌日のメディアに注目してみると、かなり批判的な記事が目立っていました。正直なところ、ムラタ日記に匹敵するくらい中身のない批判が多く、自分たちを蔑ろにされたことへの怒りばかりが表に立っていたように感じます。
動画も文字も見てみましたが、質問者が希望する回答への誘導が著しく、本質的な問いかけはないと思いましたし、そもそも受賞作を読んでいるのかなという疑問も。
小説家に“常識”を求めるのもどうかなという気持ちもあり、また作品ではなくプロフィールばかり尋ねられても、そりゃ適当に受け流していいんじゃないかと思います。じつは照れ隠しのようにも見えますが。
田中さんの『共食い』が間もなく単行本になるみたいなので、読んでみようかと思っているところです。
今週の気づきと来週以降のテーマ
・Y田の裏切りには細心の注意を払う
・男子校は結構楽しい、こともある
・ムラタ日記は役に立たないことが売り
(本連載は毎週水曜日更新です。ちなみに私、編集担当C鉢も高校は男子校でした。楽しい思い出しかありませんが、共学高卒の人の思い出話はあまり聞きたくありません。ただ、結婚はできると思いますよ。)