人は誰でも風邪をひく。しかし、いつもピンピンしている人がいる。彼らには「早期発見・即対処」という共通点がある。風邪をひきそうになっても悪化させないから、周囲から「風邪をひいているように見えない」のだ。では、彼らはいつ、何をしているのか?

本記事では、現役の内科医、救急救命医、薬剤師などの知見と医療統計データ、150近くの最新の医学研究論文や文献を総動員し、「医学的に正しい風邪対策」を紹介する裴英洙氏の新刊『一流の人はなぜ風邪をひかないのか?MBA医師が教える本当に正しい予防と対策33』から、内容の一部を特別公開する。(構成:今野良介)

「酒×風邪薬」の副作用とは?

「課長の風邪うつされちゃいましたよ~」
「ごめんごめん!おかげで俺の風邪はすっかり治ったよ!」

こんな会話は、よく耳にするでしょう。なんとなく、本当に「人にうつすと風邪は治る」と思いたくなるかもしれません。

風邪をひいても出社する「頑張り屋さん」へ

しかし、他人にうつして、自分の風邪が治ることは絶対にありません。

本書で詳しく紹介していますが、一般的に、風邪の症状のピークから回復までは3日ほどかかります。ピーク時に誰かと接していれば、3日後以降に自分の風邪が治り、相手が風邪を発症します。これを結果だけ見た時に、「人にうつして治った」と見えただけのことです。

この「迷信」は、風邪をひいていたり、インフルエンザの疑いがあるのに無理に出社し、感染源をばら撒く人を増やしかねません。もし、冒頭のような会話を聞くことがあれば、やんわりと否定してあげてください。

『一流の人はなぜ風邪をひかないのか?』では、このほか、日常生活の中で風邪リスクを激減させる具体策を詳しく紹介しています。

仕事を休めないビジネスパーソンはもちろん、結婚式や旅行など重要なイベントを控えた方、受験生やその家族、妊娠中の方など、絶対に風邪をひけない時期に、ぜひ本書の内容を実践し、肉眼で見えない風邪ウイルスと戦う正しい方法を身につけてください。