「晩ごはん」のことを考えると気が重い……。忙しいビジネスパーソンは、そう思うことが多いのではないでしょうか?疲れて帰って来て、白米、メインディッシュ、サラダ、汁物……と“フルコースの晩ごはん”を考えるのも、つくるのも、食べるのもメンド―くさい。それが、本音だと思うのです。それよりも、ほしいのはお酒。はやくクイっと飲んで、仕事で緊張したからだと心をほぐしたい……。そんなあなたにぴったりのレシピ本『おつまみが晩ごはん!』(小田真規子・著)が発売されました。
そのレシピをご紹介する本連載で、毎日の晩ごはんを100倍楽しんでください。

 晩ごはん、どうしようか……。
 毎日、頭を悩ませ、少々、気が重い人が多いのではないでしょうか?
 仕事で疲れ果てて、やっとウチに辿りついて、白米、メインディッシュ、サラダ、汁物と“フルコース”のメニューを考えるのも面倒だし、つくるのもしんどい。いや、正直なところ、食べるのすら億劫ですよね?

 それよりも、ほしいのはお酒。
 部屋着に着替えたら、すぐにくつろいでクイっと飲みたい。それだけで、仕事で緊張したからだと心がほぐれます。そこに、気の利いたおつまみがあって、それでそこそこお腹も満たされたら言うことなし……。それが、本音ではないでしょうか?

 だったら、発想を転換してはいかがでしょうか?
「晩ごはん=白米、メインディッシュ、サラダ、汁物」
 という発想を捨てて、
「晩ごはんは“おつまみ”でいい」
 と考えるのです。

 いかがですか?おつまみだから簡単にできるし、お酒も楽しめる。しかも、お腹も満たされるとしたら、途端に晩ごはんが楽しいものに思えてきませんか?

 たとえば、お刺身に野菜を添えたものを特製のタレで和える「サーモンのゆずこしょう醤油」。あっさりしながら、ゆず胡椒のピリッとした辛味が、ビールにピッタリのおつまみです。しかも、材料を混ぜるだけだから5分で完成。

「晩ご飯は”おつまみ”でいい」と発想を変えれば、毎日の晩ご飯が100倍楽しくなる!【絶品レシピ付】

 これをおつまみにお酒を楽しんで、少しもの足りないときには、残ったおつまみを”ご飯のせ”にしたり、お茶漬けにしたら、お腹も満たされます。

「晩ご飯は”おつまみ”でいい」と発想を変えれば、毎日の晩ご飯が100倍楽しくなる!【絶品レシピ付】

 熱々のお茶を注げば、刺身や野菜の旨味が引き出されて、とってもおいしくいただけます。

 あるいは、冷蔵庫にある材料でササっとつくれる「ソーセージとじゃがいものアヒージョ」。白ワインやビールにぴったりのおつまみですが、オイルにバゲットをつけて食べても美味。しかも、お腹も満たされます。あるいは、冷凍庫に保存している茹でたパスタを、残ったオイルに入れてからめてもとっても美味しいです。

「晩ご飯は”おつまみ”でいい」と発想を変えれば、毎日の晩ご飯が100倍楽しくなる!【絶品レシピ付】

 そのほかにも、「晩ごはん」としても楽しめるおつまみレシピが、『おつまみが晩ごはん!』にはたくさん紹介されています。一部をご覧ください。

■シンガポール春雨

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■ピリ辛お好み麺

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■スプーン混ぜのつくね焼き

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■ひき肉のチーズクリーム煮

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■明太バターの温やっこ

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■タコぶつと長芋の明太和え

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■お刺身のユッケ

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 いかがでしょうか?
 どれも美味しそうですよね?

 それでは、ひとつレシピを公開します。
 冒頭に紹介した「サーモンのゆずこしょう醤油」です。

■サーモンのゆずこしょう醤油

「晩ご飯は”おつまみ”でいい」と発想を変えれば、毎日の晩ご飯が100倍楽しくなる!【絶品レシピ付】
小田真規子(おだ・まきこ)
料理家・栄養士・フードディレクター。女子栄養大学短期大学部卒業後、料理家のアシスタントを経て、有限会社スタジオナッツ(www.studionuts.com)を設立。誰もが作りやすく、健康に配慮した、簡単でおいしい家庭料理をテーマに、『オレンジページ』『ESSE』などの生活雑誌や企業PR誌にオリジナルレシピを発表。『料理のきほん練習帳』(高橋書店)、『一日がしあわせになる朝ごはん』(文響社)など多数。

【材料】1~2人分
サーモン(お刺身用)…100g
水菜(4cm長さに切る)…20g
酢…小さじ1
白いりゴマ…小さじ2

【たれ】
ゆずこしょう…小さじ1/2
しょうゆ…小さじ2

【つくり方】
(1)サーモンのお刺身用はそのまま、あるいは1cm幅の棒状に切る。
(2)ボウルに(1)を入れて【たれ】を混ぜる。
(3)水菜を和え、ゴマ・酢をからめる

【合うお酒】
ビール、日本酒、白ワイン

【しめ】
ご飯のせ、お茶漬け

 とっても簡単で、お茶漬けにもピッタリの一品です。
 ぜひ、今晩、お楽しみください!