やりたいことが見つからないという人は
自分に嘘をついているだけ
―― 自分の大切な価値観に気づくことが、人生の基礎だとあなたは常に力説されています。
そうです。価値論(価値観に対する学問)は、すべての基礎です。人はそれぞれ自分固有の価値観に基づいて生きているのです。そして、自分の価値観に気づくことで、ミッションに目覚めることができるのです。
―― しかし、世の中には「自分が何をしたらいいのかわからない。何をしたいのかさえわからない」という人も多いような気がするのですが。
それは、みんな自分に嘘をついているのです。みんな自分の心の中では、本当にやりたいことをわかっています。ただ、彼らは怖れているだけなのです。
人には7つの怖れがあります。既存の宗教に対する怖れ、知性が足りないのではないかという怖れ、失敗することへの怖れ、お金を失うことや稼げないことへの怖れ、身近な人を怒らせ、その信頼を失うことへの怖れ、拒絶されることへの怖れ、容姿や体力に関する怖れ。
それらの怖れは、あなたの心の目を曇らせ、心の中で輝いている真実を見えなくさせてしまいます。 しかし、それらは見方さえ変えれば、怖れるものでは決してありません。
あなたは人生で真にやりたいことを心の奥底ではわかっているということを忘れないでください。