インフルエンザ、流行しています。流行を後追いすることが定例化しているムラタ日記、今週は当然そのネタでいくようです。重篤な患者さんが出ませんように。そんな思いが裏にはあるはずです。今週もよろしくお願いします。 

優しい上司にはご用心

 先週の日記の冒頭で編集担当のC鉢にも書かれてしまいましたが、体調を崩してしまい、火曜日に丸一日お休みをいただきました。水曜日に通常通り出社したときには、I泉編集局長から「インフルエンザ? インフルエンザじゃないね?」という念入りな確認が。

 部下を心配する優しい上司というのはオモテの顔。そこから、「俺に絶対うつすなよ」という深いメッセージを読み取れたとき、編集者としての成長を感じたとか感じないとか。

 全国的にインフルエンザが猛威を奮っているようですが、弊社もその流れに乗っているようです。そう。今週の日記も、インフルエンザという流行に乗ることを意識しています。

 編集部によっては結構な人数がダウンしたと聞いていますが、幸いなことに書籍編集部のフロアにまだ発症者は出ていません。お茶を飲みながらちょっとむせただけで、凍りついた疑惑の視線を投げかけてもらえる。そんな警戒心の強さが功を奏しているのではないでしょうか。

 2年前にインフルエンザにかかったとき、その恐ろしさを体感しました。40度近くの熱が出て、体中の出るものを全部出し切ってしまうという初めての経験。待合室で熱を測ったとたん、すぐに別室に通され、診察・会計はすべて個室で。帰りも裏口から通されるという、国賓クラスの超VIP待遇をしていただいたことを覚えています。

 などと書いていたら、書籍編集部内にも感染者が出たという速報が! 「金曜日に話をしたヤツ」という大雑把なリストに基づき、なぜか同僚から少し距離を置かれかけています。冷徹なまでの慎重さを見習いたいところです。

 熱が下がってもしばらく外出は控えることが最良のため、もし手持無沙汰になってしまったら、映画化も決まったムラタおススメコミック、『荒川アンダーザブリッジ』(スクウェア・エニックス)や『アフロ田中』シリーズ(小学館)を読んで、つらい気持ちを紛らわせてください。