第1回目は、ボディデザインの概要とゴール設定について説明しました。仕事同様、ボディデザインもただ漠然と取り組むよりも、ゴールを明確にし、適切なプロセスに沿って行った方が、より早く、より確実に、成功にたどりつくことができます。

 まだゴール設定をしていない方は、第1回目を参考に、是非ワクワクするゴールを設定しましょう。今回は、ボディデザインの2つめのステップ、情報収集と分析・評価について紹介していきます。

■情報収集と分析・評価
 めざすゴールが定まったら、次にやることは、自分自身に関する情報を様々な角度から集め(情報収集)、ゴールとの間にある“ギャップ”を明確にすることです(分析・評価)。この行程は次週で紹介する“プログラムの作成・実行”にとっても重要になってくるので、少し時間がかかっても丁寧に行ってください。

■主観的情報と客観的情報
 情報と一口に言っても色々ありますが、ボディデザインでは「目覚めがスッキリしている」あるいは「疲れやすい」といった数値では表せない主観的情報と、身長や体重、血液検査など数値で表せる客観的情報とから、現在の自分の状態を明らかにしていきます。

主観的情報

 カラダは、「わたしたち」に向けて、いつも何らかのメッセージを送っています。たとえば“お腹がすいた”、“ズボンがきつくなった”、“カラダがだるい”なども、カラダからのメッセージと言って良いでしょう。

 しかし、時間に追われる毎日の生活の中では、ついついそのメッセージを聞き逃したり、無頓着になったりしてしまいがちです。

 ボディデザインではいくつかのワークを通じて、カラダからのメッセージを聞き取る力を育んでいきます。今回は「気」と「鏡」の活用です。

■「気」と「鏡」の活用
 まず「元気・やる気・活気・根気・色気」の5つの「気」が充実しているかを振り返ってみましょう。5つの「気」のうちひとつでも失せてきたと感じたら要注意です。

 身体的な疲れや精神的なストレスが蓄積していないか? 生活習慣の中で思い当たる原因はないか? など、自分に問いかけながら振り返り、気づいたことはドンドン書き出してみましょう。頭の中だけで考えるより、「可視化」することで原因や理由が文字通りみえてくることもあります。