お金持ちになりたい? もしなれたらどうする? 毎月話題になったニュースを子ども向けにやさしく解説してくれている、小中学生向けの月刊ニュースマガジン『ジュニアエラ』に掲載された、明治学院大学大学院教授の菅正広さん監修の元、世界をめぐるお金のしくみを探ってみたい。

超お金持ちが増えている!

マイクロソフト共同創業者 ビル・ゲイツ (c)朝日新聞社

 アメリカの雑誌「フォーブス」の「世界の長者番付」によると、資産が10億ドル(約1100億円)以上のお金持ち(通称「ビリオネア」。英語でbillionは10億)ランキングは下記の通り(2018年1月9日現在)。Amazonのジェフ・ベゾスが、毎年発表される番付で4年連続1位だったマイクロソフトのビル・ゲイツを抜き首位になった。

 世界のビリオネアの数は、17年版は前年の1810人から2043人に増え、番付史上初の2千人を突破した。この大きな要因として、世界各国で株価の上昇が続いていることが影響している。

上位1%の富が残りの99%を上回る

 ビリオネアにはITや通信、アパレル関連の創業者、金融界の人々などが名を連ねる。国別では最も多いアメリカ人(565人)に次いで、2位の中国人(319人)も急増している。

 こんな驚きの事実を知っているかな? 世界の1%の大金持ちの資産は、残り99%の人の資産よりも多い(※)という。世界を100人の村に例えると、1人の大金持ちの資産が99人の資産を上回る。さらに近年、お金持ちはよりお金持ちに、貧しい人はより貧しくなる傾向にある。

 ビル・ゲイツをはじめ、多くのビリオネアたちは自らの財団を設立して、貧しい人のために慈善活動を行っている。でもそれだけでは足りないほど、貧富の差は急速に拡大しているんだ。

(※)オックスファムの格差に関する2017年版報告書「99%のための経済」から