オーケーが東京23区への出店をさらに加速する理由都心部での店舗数拡大に当たり、小型店開発を進めている。写真は「湘南台店」(神奈川県藤沢市)

 都心部での店舗数拡大に当たり、開発を進めているのが小型店です。17年2月に開店した「湘南台店」(神奈川県藤沢市)を皮切りに、「平野店」(東京都江東区)、「新杉田店」(横浜区横浜市)、「曳舟店」(東京都墨田区)、「お台場店」(東京都港区)と、ここ1年で売場面積110~150坪ほどの小型店を計5店出しました。どの店舗も開店後の売上は順調に伸びており、新たな店舗モデルを構築できたと考えています。

 オーケーの店舗は、売場面積100坪ほどの小型店から1000坪超の大型店まであり、大きさはさまざまです。チェーンストアの経営では徹底的に標準化を図る戦略もありますが、当社は柔軟に対応していきます。今後の出店戦略では、小型店も選択肢の一つに入れており、19年3月期も1店開店を計画しています。

──今後の出店戦略を教えてください。

 引き続き、人口密度の高い東京都23区内への出店を強化します。出店余地は十分にあるでしょう。19年3月期も前期同様に10店ほどの新規出店を予定しています。そこに居抜き出店が数店加わるほか、冷ケースやゴンドラを入れ替える改装も24店ほど計画中です。

 オーケーは、店舗不動産を所有することが信頼の裏付けや、長期的なコスト競争力にもつながるという方針のもと、可能な限り自社で所有するかたちでの出店を続けてきました。

 一方、最近では他社のSMが退店した物件に出店し、好業績を出すことができている成功事例も生まれているため、当社の条件に見合う物件があれば、居抜き出店も積極的に進めたいと考えています。

──出店を強化する東京都23区内はSMの激戦区です。どのように他社と差別化を図っていきますか。

「高品質・EDLP」を徹底することです。当社は、「熱烈なオーケーファン」の輪を広げたいと考えています。すでに多くのお客さまがファンになってくださっているのは「高品質・EDLP」に期待と信頼を寄せていただいているからでしょう。

 特に支持を得ているのはグロサリーです。当社のグロサリーの売上高構成比は、生鮮食品(総菜含む)よりも高い割合を占めています。グロサリーは、他社と比較して低価格であることが伝わりやすく、割安感を訴求できる商品です。