日本株は短期的な過熱感はあるものの、しっかりとした相場が続いている。中央銀行の流動性供給で投資家がリスクを取り始めたことや、米国景気回復期待、円安効果などを背景に下落リスクが後退している。

 外国人は11週連続(15日時点)で現物株を買い越している。上のグラフのように、現物株に先物、オプションなどを足し合わせた場合でも、足元で10週連続の買い越しとなっている。

 グラフを見る限りでは、今回の外国人の買い越し額の平均水準はリーマンショック以降のピークとほぼ同程度まで達している。信託銀行が売り越しに転じ、個人投資家が逆張りで売り越し始めているなど過去のピーク時と似通った動きとなっている。それ故、短期的にはそろそろ相場の天井が近づいていると考えられる。

 下のグラフは、先物・オプションの売買枚数からこの市場に参加する投資家が買いと売り、どちらの方向にリスクを取っているかを示したものだ。

 コール(買う権利)の売りとプット(売る権利)の買いの合計を合成先物の売り、コールの買いとプットの売りの合計を合成先物の買いと見なして、それぞれから日経平均先物の売りの枚数、買いの枚数を差し引き、余ったオプションの枚数を投資家のリスクを取った度合いと考えた。