国民民主党は
安倍政権に「右に倣え」をしたいのか?

 新しい技術がバラ色の未来を切り拓いてくれることを夢見るのはいいが、先にも挙げた人工知能を巡る「ブーム」の盛衰の歴史からも明らかなとおり、新しい技術は期待どおりの効果や結果をもたらしてくれるわけではないし、魔法のように何でも解決してくれるものではない。

 加えて、原子力に代表されるように負の側面が当然にあるわけであって、なんらの検証や議論の積み重ねもせずに、新しい技術に様々な政策手段を投入するというのは、一部の技術者や企業にメリットを与えるだけで、大きな誤りであると言わざるを得ない。

 そしてこれと全く同じことを進めているのは、ほかでもない自民党安倍政権であり、国民民主党は安倍政権に「右に倣え」をしたいということなのだろうか?

 さらに、これからの時代認識の一つとしても「AI時代」を位置づけ、「子どもたちの教育を、AI時代に適したものに変革していくことが不可欠」であるとし、「イノベーションに必要な人材を戦略的に育成する必要」があるとしている。

国民民主党は
“技術狂の集まり”なのか

 “特定の技術”をもってイノベーションを語ることのおこがましさもさることながら、特定の技術に係る人材の育成は企業を中心にやってくれという話であって国家が主導的に行うべき性格のものではない。

 国民民主党は“技術狂の集まり”なのか。とても「国民生活に現実的に向き合う」政党が考え、訴える政策の方向性とは思えない。