young couple watching a movie at homePhoto:DjelicS//Getty Images
*本記事はEsquireからの転載です。

 ポップコーンは太るうえに身体に悪い――?そんな、ポップコーンにまつわる誤解を正し、おいしく(そして正しく)楽しむための教えです。

 ポップコーンは多くの人にとってなじみのあるスナックではないでしょうか? 自宅で海外ドラマを観るときや、映画館、スポーツ観戦のお供にもぴったりです。

 コーンを加熱してつくりますが、ポップコーンは本当にヘルシーなのでしょうか? 答えはほとんど「Yes」ですが、「もちろん食べ方にもよります」と栄養士は言います。

「間違いなく、ポップコーンは健康的なスナックのひとつだと思います」と、ウォルシュ・ニュートリション・コンサルティングの社長であり、管理栄養士・ウェルネスエキスパートのマリアン・ウォルシュR.D.は話します。

「満腹感や満足感が得られるだけでなく、手に入れやすいうえに値段も手ごろ。トッピングや味づけも自由自在です」

 ですが、注意するべき点もあるということ。「ポップコーンにはさまざまなつくり方がありますが、使用する油の量や種類、塩やその他の味つけ、調理法などによっては身体への影響も違ってくる」とウォルシュ氏は言います。

ポップコーンメーカーと子どもPhoto:mrs//Getty Images

 例えば、家庭でエアポップ(編集注:油を使わず熱風でコーンを爆裂させる製法)でつくられたポップコーンは、映画館で食べるような巨大な桶に入ったポップコーンよりもずっとヘルシーです。映画館でつくられるようなポップコーンは、高カロリーのバターや調味塩が大量に使われている可能性があります。電子レンジでつくるポップコーンにも添加物や塩分など、カロリーを高め、健康全般に影響する成分が含まれていることも珍しくありません。

 そうは言っても、多くのポップコーンには健康効果が期待できることも事実です。ポップコーンには栄養素と抗酸化物質がたっぷりと含まれていて、間食のスナックとして楽しむことで食物繊維とホールグレイン(全粒穀物:種皮・胚芽・胚乳などが精白されていない穀物のこと。血糖値の安定化や血栓の形成の防止をはじめとするさまざまな効果が期待できるとされています(*1))を摂取することができます。

 シンプルな調理で楽しむ限り、身体に良いスナックであると考えられるポップコーン。ここからは、ポップコーンが健康に良いと考えられる理由とそのための食べ方のコツをご紹介します。