依頼者:正章さん(38歳男性=トラック運転手)
依頼内容:5年前風俗店で働きながら正章さんを支えた元カノ・ヒトミさん(現在33歳)を探してほしい。※名前は仮名

 正章さんは、5年前ヒトミさんとお付き合いされていたそうです。

 当時、正章さんはだらしがなく、全く働かず俗に言うヒモでした。ヒトミさんは風俗店に勤務しながら正章さんの生活を支えていましたが、最終的にはいつまでも甘え続けて何も変わらない正章さんに愛想を尽かして、ついにいなくなってしまいました。

 正章さんは自分の情けなさを知り、トラック会社で働き始め、十分生活も変わり経済的にも裕福になったので、ヒトミさんにもう一度会って謝罪をして、結婚したいと熱く懇願されました。

 このような案件は非常に多いのですが、気を付けなければいけないのが正章さんがストーカーだった場合、犯罪の手助けをしてしまう可能性があることです。

東北の両親へ捜索の承諾をもらいに
見つかった元カノはデリヘルで働いていた

 先生は依頼者の顔を一目見れば分かるそうですが、万が一があるといけないので、まず正章さんに「ヒトミさんと結婚しているわけではないので、申し訳ないのですが、ヒトミさんのご両親の許可があれば探せます」と伝えました。そんな許可などなしで動く探偵も多いのですが…ただ、こういう事をしっかりしておかないとトラブルの元になります。

 すると正章さんは落ち込まれ、物思いにふけってしまいましたが、「探偵さん、一度だけヒトミの実家の東北に行った事がありました」と思い出しました。

 先生が、両親の承諾を得るのは探偵のやる仕事ではないと説明しようとする前に、正章さん自ら承諾をとりに行くと言い、1人で東北に行かれました。ヒトミさんへの真剣さがとても伝わってくる行動力でした。

 彼はうろ覚えの状態でしたが、なんとかヒトミさんの実家まで行き、ご両親に向かって「5年前お付き合いしていた者で一度こちらにもお邪魔しました。実は僕はあの頃ニートで働きもせず、情けない話、ヒトミさんに養ってもらっていました。ヒトミさんはご両親に事務作業の仕事とおっしゃっていましたが、私の為に風俗で働いていました。いつまでも私がだらしなく、ヒトミさんは愛想を尽かしていなくなってしまいました。それから私はトラック運転手になり安定した生活を手に入れたので、ヒトミさんと結婚させてください」と、まさかのヒトミさん不在でプロポーズをしました。ご両親も自分の娘が風俗店で働いていたとは思っていなかったようで、たいそう驚かれていたみたいです。