「節約してるのになかなかお金が貯まらない……」「老後の資金づくり? 何もやれていないんだけど……」「資産運用の情報が多すぎて、何から手をつければいいのか……」そんな家計の悩みをお持ちの人も多いのでは? ずぼらな人でも簡単にできる「家計システムのつくり方」を解説した、ロサンゼルス在住のFP主婦・岩崎淳子氏の最新刊『お金が勝手に貯まってしまう 最高の家計』より、内容を一部抜粋してお届けする。

なぜ40歳のお金の貯め方は、35歳と同じではいけなくなるのか?

メンテナンスは「年1回以下」でOK!

前回は「日本/先進国/エマージング国」×「株式/債券」からなる6つのインデックス投信を基本にしながら、資産形成エンジンを組み立てていく方法をお伝えしてきました。

この方法は「何もしない」が原則ですから、この先はとくに何もせず持ち続けるのが基本ですが、メンテナンスが必要になるケースが3つほど考えられます。

(1) 投信が稼いだ利回りが分配金のかたちで支払われてしまったとき(再投資)
(2) 各資産のバランスが当初決めていた比率からずれてきたとき(リバランス)
(3) 残り投資期間に応じてリスク量の調整が必要なとき(アロケーション調整)