片山晋呉のプロアマでの
「不適切な振る舞い」が波紋
片山晋呉の不適切な振る舞いが男子プロゴルフ界を揺るがす騒動に発展した。
問題が起きたのは5月31日開幕の「日本ゴルフツアー選手権森ビルカップ」前日に行われたプロアマ戦。プロアマ戦は大会の主催者である日本プロゴルフツアー機構(JGTO)がスポンサーやそのクライアント、関係する著名人などを招いて、プロとともにプレーしてもらうイベントだ。通常は大会に出場するプロの中から有力な30人ほどが選ばれ、そのプロ1人と招かれたアマチュアゴルファー3人がひと組になってラウンド。チームとしてのスコアを競うといった楽しみ優先のコンペである。
参加者からすれば、トッププロとラウンドし直接話ができるのは大きな魅力だし、アドバイスをしてもらえる期待感もある。プロとしても、大会スポンサーに感謝の意を表すのは当然の務めであり(5万円程度の日当も出る)、自分のファンをつくる絶好の機会でもある。だから、プロもこの日だけはホスト役に徹して参加者に気分よくプレーしてもらうことに努める。それは双方の了解事項であり、和気あいあいとラウンドするのがプロアマ戦なのだ。