ミントフラッグが企画開発した英語学習ゲームアプリ「マグナとふしぎの少女」ミントフラッグが企画開発した英語学習ゲームアプリ「マグナとふしぎの少女」(上)。その世界観を基に、この4月から英語での演劇活動が始まった
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 新しい教育というと、「エデュテインメント」という言葉がよく使われてきました。教育のエデュケーションと、娯楽のエンターテインメントを掛け合わせた造語です。昔からこの考え方はあり、例えば人気キャラクターを用いたゲームの教材も数多く出ています。

 ただ、教育業界から出された作品にエンターテインメント性があるかといえばそうではありません。教育関係者の多くは、残念ながらエンターテインメントのことをよく理解しているわけではないからです。僕の場合は、エンターテインメントの世界に身を置き、本気でゲームの開発に関わってきた経験があるため、教育系の企業が出す学習用教材が面白いとは思えなかったのです。

 これは僕だけではなく、僕の周りのクリエーターたちも同じように感じていました。特に、子どもがいる人は「子どものために何かしたい」と思っていることが案外、多かったのです。

 子どもたちが純粋にゲームを楽しんでいたら、英語がぺらぺらになっていた。そんなゲームを作れたら「最高だ」と考えました。何かを教わって学ぶというよりも、遊んでいるうちに身に付けていくという体験を提供したいと考えたのです。

 大人たちも本気で考えました。シナリオと設定だけで1年半をかけ、およそ5年の企画・開発期間を経て生まれたのが、支援先であるミントフラッグの英語学習ゲームアプリ「マグナとふしぎの少女」です。