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VIVITAのロボットコンテスト
VIVITAのロボットコンテストでは子どもたちの創造性が発揮された Photo by Takeshi Kojima

 前回、VIVITA(ヴィヴィータ)の子どもたちが大人たちと共にロボット開発を行ったというお話をしました。ロボットコンテストを通じ、子どもの持つクリエイティビティー(創造性)が発揮され、大きな成長につながったのです。

 これからの教育において必要なことは、まさにロボコンのような体験だと思います。子どもたちがこうした成功体験を通じて「世界は変えられるのだ」という実感を得られないと、そもそも「何かを作ろう」や「何かを変えよう」と考えるようにはならないでしょう。

 ですが、教育の話題となると必ず「評価はどうするのか」といった質問を受けます。実のところ、クリエイティビティーというのは、目の前の結果だけでは測れないと感じています。

 画家のゴッホですら、生前は評価されずに絵はほとんど売れなかったといいます。スペインのサグラダ・ファミリアを設計した建築家ガウディも、本当に認められたのは亡くなった後のことです。

 このようにクリエイティビティーは評価することが難しいのです。そのため、クリエイティビティーの価値とは、作品そのものよりも、その着眼点にこそある。つまり、どのように発想したのかが重要だというわけです。

 では、なぜクリエイティビティーが大事なのでしょうか。それは、ここから生まれる発想力こそが世界の問題を解決していくからです。