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VIVITA ROBOCON 2018 SPRINGの優勝チーム
VIVITA ROBOCON 2018 SPRINGで優勝した佐野翔君(上、左から2人目)と加々見翔太さん(同3人目) Photo by Takeshi Kojima

 もしも、自分が明日にでも死んでしまうとしたら、皆さんは未来を担う子どもたちに一体、どんな言葉を残すのでしょうか。僕ならば迷わず、「君なら世界を変えられる」と伝えるでしょう。

 僕は、起業家やイノベーターがたった一人で始めたものが、多くの人々の共感を呼び、最終的に世界を変えていく、そんな光景を何度も目にしてきました。「世界は自分たちのもの。だからこそ世界は変えられる」。世界を変えられると自分が信じることが、世界を変える第一歩になるのです。

 今年3月末、子どもの好奇心を深めてその力を伸ばすコミュニティーを運営しているVIVITA(ヴィヴィータ)では、2回目のロボットコンテストを開催しました。VIVITAについては以前もお話をしましたが、僕自身、あらためて子どもたちの持つ可能性が感じられる大会になりました。

画期的なアイデアが他と圧倒的な差を生む

 今回のコンテストは、前回優勝した子どもが企画の中心に入りました。前回と大きく違う点は、子どもと大人がタッグを組んでロボット開発をしてきたというものです(後述の記事参照)。

 印象的だったのが、各参加チームが創意工夫を凝らしてロボットを開発したことです。同じ条件下でも、想像力豊かな人たちが集まると、こんなにも多様なアイデアが生まれるのだと実感しました。

 中でも、優勝チームはロボットだけではなく「台車」を開発したことでブレークスルーを生み、他のチームとの得点を大きく引き離すことができました。