「実は、四川省の被災地に到着したとき、無力感を感じました。四川省の家屋倒壊の状況は日本とまったく違っていたからです。日本家屋は、木造か鉄筋コンクリートで、大きな地震が起こっても、家屋が崩壊しても柱や壁の支えがあり、生存者は呼吸することができるので、助け出すことができます。ですが、四川省の家屋の多くはレンガ造りなので、崩れ落ちると粉々になり、生存者は呼吸できなくなります。そのため、多くの人たちは生き埋めになって窒息死してしまうのです」

 したがって、中国の北京、天津、河北省、四川省、雲南省、貴州省と西部地域のような地震の多い地域は、新しく建てられた建築部に、厳格な耐震基準を確実に適用し、老朽家屋の補強工事などの措置を講じることが、特に重要だ。

中国人観光客は
避難所の確認を

 日本政府は18日、大阪府とその周辺地域の人々に対し、今後数日内に同じ規模の余震が発生する恐れがあるので注意するよう呼びかけた。

 したがって、日本を旅行する中国の観光客は、この1週間、大阪、京都、奈良へはあまり行かないほうがいいだろう。すでにこれらの地域を旅行中の観光客には次のことは言っておきたい。

 地震が発生したらすぐに安全な場所に逃げられるよう、近くの避難所はどこかホテルにきちんと聞いておくべきだ。避難所こそが、食べ物や飲み物、寝る場所、通信手段が確保されており、中国大使館や領事館との連絡が便利な場所であることをしっかり頭に入れておくべきだ。また、自分の携帯電話をきちんと充電しておくことも忘れてはらならない。

 最も重要なことは、中国駐大阪総領事館の緊急連絡先の番号を覚えておくことだ。番号は090-6673-6659。(中国の携帯電話でかける場合は0081-90-6673-6659)。中国大使館の連絡先は03-3403-3064。中国外交部の「全球領事保護与服務応急呼叫中心(グローバル領事保護サービス緊急コールセンター)」のホットラインは12308である。

(この記事は著者の徐静波氏の許可を得て当サイトに転載したものである)

(翻訳/フリーライター 吉田陽介)