私も、じょこきちさんが影響を受けたという「日記の魔力」を読んでみた。そこには、こんなことが書かれていた。

 「日記に『感想』を書く必要はない。じぶんがその日、取った行動を客観的に記録すればそれだけで十分なのだ。(中略) 航海日誌をつけることによって、一度しかない人生という航路のなかで出会った輝きを、最後まで失わずにすむのである。(中略) 人生は輝ける大海原を渡る大航海なのだ。ときには嵐に出会うかもしれない。ときには凪のなかで船足が泊まってしまうこともあるかもしれない、それでも日誌をつけていれば、それさえもかけがえのない人生の1コマであったことに気づく日が必ずくる」【「日記の魔力」表三郎著 サンマーク出版 】

セルフイメージを
見つめ直す

 じょこきちさんの日記には、淡々と症状の様子が綴られている。吐き気に苦しんだこと。復職後、会社に行こうとしてもなかなか出社できなかったこと。仕事中、なんともいえぬ不安感が襲ってきたこと。だが、その合間には、日々の小さな喜びや発見も記録してある。3歳の息子からもらった父の日のプレゼント。髪を結い、浴衣を着た妻の美しさ。

 「日記を書く気力が低下したことはありました。しかし、ブログを読んでくれる仲間の体験や意見は参考になりますし、いい刺激になりました。普通の日記なら3日坊主になっていたかも知れません。それに、過去のブログを読み返すことにより自分の現在地を確認することができます。おまけに、日常の些細なことに気がつくようになりました」と彼は語っている。

 「日記の魔力」の著者は「日記をつけ、読み返すことで、さまざまな側面を持つ自分の全体像が客観的に観察できるようになる」とも説いている。本当の自己を発見し、それを受け入れることで、まちがったセルフイメージが修正される、というのだ。