三菱商事の看板

「大変勉強になるので時間と交通費をかけて株主総会に参加している。記念品をもらうのも楽しみの一つだったのに、なぜ止めてしまったのか」

 6月22日に開かれた三菱商事の株主総会で、株主からは不満の声が上がった。

 三菱商事は今年の株主総会から、これまで配布していた総会参加者へのお土産を取りやめた。その影響からか株主総会に出席する株主数が激減。昨年の6574人から995人へ8割以上の減少となった(株主である同社役員を除く。以下同)。

 三菱商事に限らず、大手商社でお土産をなくした会社は軒並み、出席者が激減している。

 昨年の株主総会からお土産をやめた双日では、一昨年の出席者数は2756人だったが、昨年は342人、今年も356人と、一昨年比で約9割の減少が続く。

 また、2010年にいち早くお土産を廃止した住友商事も、廃止の翌年には1215人から608人へ半減。その後、一時は増加したものの、今年は354人にまで減少している。

お土産付きの商社は大賑わい

三井物産の株主総会のお土産
三井物産の株主総会のお土産

 一方で、お土産を配布する企業の株主総会の人気は高い。

 中でも例年、大賑わいなのが三井物産だ。今年の出席者数は昨年の約1割増の8250人。お土産は昨年に引き続き、今年もグループで取り扱う食品。