機械式駐車場はマンションにも多く導入されているが、その使用料の扱いはどうすべきか。
機械式駐車場は多くのマンションに設置されているが、更新時には莫大な費用が発生する(写真はイメージです)

マンションの購入の際には、立地や間取りは重要な要素だが、毎月支払い続けるお金、つまり、管理費や修繕積立金にも注意を払うべきである。内容的に適切か否かが重要であり、駐車場使用料の扱いが大きな目安となる。(株式会社シーアイピー代表取締役・一級建築士 須藤桂一)

 マンション購入で“決め手”となる主な条件は、立地条件、間取り、価格などだが、それらとともに考えなければならないことがある。

 それは、入居したら毎月払い続ける管理費や修繕積立金だ。通常この毎月の支払いは、日常の管理や共有部の電気水道代、掃除費用、管理会社に支払われる管理委託費などに使われる「管理費会計」と、大規模修繕工事などのための「積立金会計」の2本立ての会計となっている。

 単純に月々の支払いが高いか安いかだけを見たら失敗する。問題は内容が適切かどうかなのだ。今回は、その良し悪しを、その「バロメーター」の一つとなる、駐車場使用料の扱いを中心にお伝えする。

高い管理費にはムダがある!
安い管理費にはウラがある!

 実際のサービスに比べて高い管理費を払い続けるなら、見た目の販売価格より相当高い、「コスパの悪い」買い物をすることになってしまう。

 かといって、安ければいいということでは決してない。

 販売会社は売りやすくするために、とにかく最初の管理費と積立金を安く設定するものだということを肝に銘じておきたい。安い管理費、修繕積立金は決して顧客本位の経営努力の結果などではなく、見せかけにすぎない。それはやがて「現状に合わせて値上げしましょう」という形で正体を現すこととなるだろう。