「そこまでやるか…」外国人運転手1800人採用へ、物流メガベンチャー社長が明かす「仰天プラン」成長にはドライバー増員が欠かせない 画像:カーゴニュース

物流業界の「メガベンチャー」を標榜するSBSホールディングス。M&Aでメーカー系物流子会社を次々とグループ化することで、売上高5000億円規模まで登りつめた。グループをけん引する鎌田正彦社長に、物流業界を取り巻くトピックへの見解などを聞いた。(インタビュアー/カーゴニュース代表 西村旦)

*本記事はカーゴニュースからの転載です

外国人ドライバーを増やす以外に道はない
海外に日本の試験場と同じ施設をつくって教育

――外国人ドライバーの育成・採用を強化し、中長期で1800人規模の採用を見込んでいます。

鎌田 外国人ドライバーの採用には2つのパターンがあります。ひとつは他の仕事や留学などですでに日本に在住している外国人を技能実習生として採用するパターンです。すでにそういった人材を数名規模で採用していますが、そもそも絶対数が少ないために大量採用にはつながりません。

 そうなると海外にいる人材を日本に連れてくるしかありませんが、「外免切り替え」の試験が厳格化されたこともあって、自国の運転免許を持っている外国人がいきなり合格する率は2~3%と低く、これも事実上不可能です。日本に呼び寄せて教育することも可能ですが、1人当たりのコストが年間200万以上もかかるうえに、それだけコストをかけても合格しない場合があります。

 そこで色々と考えた結果、もっとも効率的でコストがかからないのは、海外に日本の試験場と同じ施設をつくってそこで教育していく以外にないという結論に至りました。それでもコストは年間120万円前後かかりますが、この道でいくしかありません。現在、インドネシアで土地の選定を進めており、3年前後で立ち上げる計画です。

――グループ内に自動車学校を持っているノウハウが活きますね。

鎌田 インドネシア人の指導教官をSBS自動車学校で研修してもらい、インドネシア現地で日本と同水準の教育を提供してもらうプログラムを考えています。ドライバーという職種である以上、安全をないがしろにはできませんので、一定の時間がかかることはやむを得ません。

 日本国内の労働人口が減っている中では、仮に賃金を100万円引き上げても日本人ドライバーが劇的に増えることは考えにくいと思います。しかし、ドライバー数を増やさなければSBSグループの成長はありませんので、多少コストがかかろうとも外国人ドライバーを増やしていく以外に道はないと思っています。