ヒマそうな人をみつけて
自分からカフェに誘う

Yumi:楽屋での食事のときって、どんなことを話しているんですか?

野島:本当に雑談ですよ。彼女とけんかした、とか、この服はどこで買ったとか、どこの店が美味しいとか…。

Yumi:それは活きた韓国語が学べそうですね!

野島:それで、仲良くなってくると、しゃべれないもどかしさがあって、単語をめちゃくちゃ覚えて、一人一人に1つ単語を言ってみて、発音をチェックしてもらう…みたいなことをして覚えていきました。わからない単語はメモしておいて、あとで聞いてみるとか。

あと、ヒマそうにしているスタッフとか出演者とかを、「コーヒーおごるから」ってカフェに連れ出しておしえてもらったり。

Yumi:まわりがみんな先生なんですね!

野島:もうヒマそうにしていると野島に連れて行かれるぞ、とか言われていました。市販されている本を開いて、ひたすら発音して単語を覚えました。単語が増えてくると、会話になりますよね、単語をつなげて。そうなると、助詞もふくめて、こう話すといいよって、言い方を教えてくれるんです。

野島直人(のじま・なおと)

1981年群馬県館林市生まれ、高校まで埼玉県で過ごす。
2000年劇団四季歌唱クラシック部門合格。研究生を経て2001年劇団四季ミュージカル『九郎衛門』(現:『むかしむかしゾウがきた』)太郎坊役(主演)にて初舞台。
退団後はミュージカル『レ・ミゼラブル』マリウス役やアンジョルラス役を歴任、韓国ミュージカル『ヴィンセント・ヴァン・ゴッホ』日本公演初演ヴィンセント役(主演)などを務める。韓国ミュージカル『パルレ』では日本公演初演、再演、再々演、さらに韓国語にてソウル公演に2012年、2014年と短期間の参加、2015年~2016年にかけて3ヵ月にわたって参加し、日韓両国にてソロンゴ役(主演)を務める。今年の7月から再びソウルにて『パルレ』21期キャストとして大学路公演に出演予定。チケット購入など詳細はこちら https://ameblo.jp/nojimanaoto/

「あいさつ」と「笑顔」で
仲良くなる!

野島:僕は31歳で初めて韓国というまったく知らない土地に行って言葉を独学で覚えて…ってことをしました。

 でも、結局は、言葉はコミュケーションの道具であって、どうやって仲良くなるかといえば、めちゃめちゃ笑顔で、その国の言葉であいさつできれば、なんとか乗り切れると思います。笑顔とあいさつはどこでも共通ですよね。僕、一番最初に覚えた単語は「アニョハセヨ」ですから。

Yumi:ミュージカル「パルレ」の一番最初のセリフも「アニョハセヨ」ですよね!

(第4回へ続く)