見どころ多き北欧3ヵ国の旅
デンマークのコペンハーゲンで目にした人々の帰宅風景。日本よりもずっと早い午後4時台が"帰宅ラッシュアワー"だ Photo by Izuru Kato

 6月後半に休暇でヘルシンキ(フィンランド)、ストックホルム(スウェーデン)、コペンハーゲン(デンマーク)に行ってきた。

 ヘルシンキにあるフィンランド中央銀行は、小規模だが実にしゃれた美しい建物に入っている。しかし、正面の銅像の台には戦争時の爆撃跡と思われる傷が残されていた。周辺の国々に翻弄された小国の厳しさが刻まれている。

 同中銀の博物館を見たかったが、訪れた6月22日は休館。北欧のいくつかの国で、夏至(23日)の週末は3連休だったのである。

 暗く寒い冬が長く続く北欧の人々にとって夏至はとても重要な日だ。彼らはイブ(前夜)から飲み始め、深夜になっても空が明るいことを祝って延々と飲み続ける。

 ストックホルムでは大半の商店やデパートが23日は休業だった。祝日だからというだけではなく、実際のところ、国中が二日酔いで仕事にならないらしい。

 今年は23日の夜もスウェーデンでは連日の大量飲酒が予想された。サッカー・ワールドカップの対ドイツ戦があったためだ。3連休前にビールが売り切れた酒屋もあった。スポーツバーで筆者も地元民と観戦したが、ロスタイムに逆転負けした後は同情を禁じ得ないほど沈痛なムードが街に漂っていた。