一定量の努力を続けると、急カーブを描くように加速しはじめる

スポーツや語学学習なら、このときが一番挫折しやすく、失敗しやすい時期でもあります。ビジネスであれば、来る日も来る日も同じ失敗をして、上司からガミガミと叱られてしまう時期でしょう。

 しかし、ある一定量の努力を続けると、今度は急カーブを描くように加速しはじめます。まるでスペースシャトルのロケットに火がついて、一気に大気圏を抜けるようなイメージです。

 ここまでくると、あなたの視点も変わっているはずです。それまで、失敗の理由がわからなかったことが、なぜだかわかる。以前読んだ本に書かれていた内容が、このことだとわかる。

 ビジネスであれば、上司のアドバイスが「ああ、こういう時のためにしてくれたんだ」とわかる。

 このように、より一段高いところから、考え方の幅を広げることができるようになります。それまでそれぞれがばらばらだった技術が、1つにつながっていきます。

 さらに、経験から得られる学びが格段に増えるのもこの時期です。

 経験でさらに磨きをかけて、より成果を追求する好循環に入ります。

 まるで急に視界が開けて、石ばかりで座礁しやすかった川の先に、信じられないような大海原が広がっているようなイメージです。

上岡正明(かみおか・まさあき)
株式会社フロンティアコンサルティング代表取締役社長
1975年生まれ。放送作家を経て、27歳で戦略PR、ブランド構築、マーケティングのコンサルティング会社を設立し、独立。現在まで16年間、実業家として会社を経営する。これまでに、大手上場企業など200社以上の企業ブランド構築、スウェーデン大使館やドバイ政府観光局などの国際観光誘致イベントやPRなどを行う。
起業する一方で、同じ時期に元手200万円で株式投資をスタート。以後、リーマンショックと東日本大震災という2度の破算危機を持ちこたえ、2014年に株の保有資産1億円を達成。現在は保有資産2億円に到達。
多摩大学大学院経営情報学研究科修了(MBA)。東京都中小企業振興公社講師。学校法人バンタンJカレッジ客員講師、日本行動心理学協会会員、日本認知科学会会員、日本神経心理学会会員、行動経済学会会員、一般社団法人日本行動分析学会会員。
上岡正明のオフィシャルブログ https://ameblo.jp/kamioka2014/