高度知識社会におけるリーダーシップとは
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拙著、『知性を磨く』(光文社新書)では、21世紀には、「思想」「ビジョン」「志」「戦略」「戦術」「技術」「人間力」という7つのレベルの知性を垂直統合した人材が、「21世紀の変革リーダー」として活躍することを述べた。この第51回の講義では、「技術」に焦点を当て、新著、『東大生となった君へ―真のエリートへの道』(光文社新書)において述べたテーマを取り上げよう。

マネジメントも人工知能が代替していく

 前回(「一流のプロは、言葉を使わずにコミュニケーションする技を持っている」)は、我々が「活躍する人材」になるために求められる「5つの能力」のうち、第4の「対人的能力」を、いかに身につけるかについて述べた。

 そして、我々が、この「対人的能力」、すなわち、高度な「コミュニケーション力」を身につけ、磨いていくと、次に、さらに重要な、もう一つの能力を身につけることが課題となる。

 それが、「組織的能力」である。

「組織的能力」とは、一つの組織やチームを、リーダーとして率い、マネジメントしていく能力であり、それは、基本的に、「リーダーシップ力」と「マネジメント力」の二つによって支えられている。

 このうち、「マネジメント力」については、人工知能革命の後も、人間に残された重要な仕事であると、多くの識者が指摘している。