第三の勢力も
激安価格で参戦中

 コンビニ、ドラッグストア、スーパーと飲料価格の現場を見てきたが、安さで勝負する別勢力もある。激安価格の食品販売が好調という総合ディスカウントストアのドン・キホーテだ。ドン・キホーテのPBブランドである「情熱価格」は、コンセプトとして「安いは当たり前」と胸を張るだけあって500mLのペットボトルのお茶が58円で売られていた。さらに土日のタイムセールでは、メーカー品の飲料が40~48円の破格値で販売されることもあるのだ。

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 また、報道で話題になったが、ドンキホーテHDはファミリーマートと組んで実験店舗を開始した。このファミリーマートにも一部の情熱価格商品が置いてある。さすがに50円台のドリンクは見かけなかったが、100円を切る値付けはファミマユーザーにはありがたい選択肢になるだろう。ただし、この実験店舗は今のところ、世田谷区・目黒区・立川市の都内3店舗しかないのが残念ではある。

 最後に、このところ食品については価格面での優位性が薄れてきた100円ショップの動向について書いておこう。

 大手ではダイソーとキャンドゥが飲料をはじめ食品を広く扱っているが、うちキャンドゥの店舗では「ペットボトル飲料2本で100円」の表示を見かけることが多くなった。

 100円以下の値付けができないことが、皮肉にも100円ショップの弱点なのだが、そのハードルを「よりどり〇品で100円」商法でクリアしてきたわけだ。1本あたり50円という価格は、イオンPBやドンキPBとも張り合うことができる。残念ながらダイソーではまだ1本100円のドリンクしか見かけないが、果たして今後はどうだろうか。

 気象庁によると、この先9月までは厳しい暑さが続くとの見通しだ。熱中症予防には適切な水分補給と、大量の汗をかいたら塩分も取ることが必要という。体にも財布にも優しい水分補給を欠かさないように心がけてほしい。

注1:8月初旬の東京都内調べ。価格は税抜
注2:店頭価格は店舗ごと、また特売品・セール期間などによって異なる。

(消費経済ジャーナリスト 松崎のり子)