米スタンフォード大学が世界屈指の一流大学となった背景には、常に成長し、発展しようというベンチャー精神がありました。
今や世界屈指の一流大学都なったスタンフォード大学。そこには常に成長し、発展しようというベンチャー精神があった Photo:David Madison/gettyimages

 イノベーションの震源地として世界中の注目を集めるようになったシリコンバレーだが、そのエコシステムで重要な役割を果たしているのが大学だ。シリコンバレーには、その始まりから産学協同が根付いていた。現在のシリコンバレーにおいても、大学は優秀な人材を輩出し、スタートアップを生み出す原動力となっている。

 中でも、スタンフォード大学からは多くの起業家が育っており、数々の大企業を生み出してきた。ヒューレット・パッカード、シリコングラフィックス、シスコシステムズ、サンマイクロシステムズ、ヤフー、ペイパル、そして最近だとネットフリックスやグーグルなど、枚挙にいとまがない。

 スタンフォード大学の多くの卒業生が起業し、成功や失敗を繰り返す中で、そこに自然と起業家のコミュニティーが形成されていった。このコミュニティーの存在によって、今では世界中から優秀な学生が起業を夢見て、同大学を中心としたシリコンバレーに集まってくる。それが、シリコンバレーのスタートアップや起業家たちの濃密なエコシステムを形成し、イノベーションをけん引している。