ドンキの対極にあるしまむら
EC化に「魅力を感じない」という声も

 ドンキのデジタル化の対極にあるのがしまむらといえるだろう。

 しまむらは7月から「ゾゾタウン」を手始めに、アマゾンやヤフーのショッピングサイトでEC事業を展開する計画だ。

 しかし、品ぞろえ型のしまむらのEC化に「魅力を感じない」という声も少なくない。

 その理由がいくつかある。

 1つは仕入れ方式で豊富な品ぞろえが“売り”のしまむらにとって、ECでは売り場を回遊して商品を探す楽しみが半減するからだ。

 アパレルメーカーや卸から商品を仕入れて頻繁に商品を変え、常に売り場の鮮度を維持することが集客の武器だったが、ネット上は色や柄が一目瞭然の売り場と違い、好みの商品を探すのに手間がかかる。

 それ以前にしまむらの衣料品の価格は大体これくらいで、商品はこんな感じと分かっている消費者はいいが、しまむらという“ストアブランド”は確立していても、しまむらの“プロダクトブランド”は確立していない。

しまむらのデジタル戦略は
正しいのか

 プロダクトブランドが浸透、確立しているブランドを強いて挙げれば「裏地あったかパンツ」くらいだろう。つまり店舗に来ていた顧客がネットに流れるだけで、新規の顧客を取り込みにくいのではないか。