誰でもできるけれど、誰もやっていない「年収1億円の習慣」。年収1億円以上の人の「習慣」には、ある「共通のルール」があります。でも、その「習慣(ルール)」を行うのに、特別な才能もいりませんし、最初にお金が必要になることもありません。誰でもできる「シンプルな習慣」を、あなたが身につけさえすれば、年収1億円は、実現可能なのです。

「身だしなみ、挨拶、接遇」を徹底すれば、 問題の8割は解消する

2002年、私は「(株)サンクチュアリ」という会社を設立し、「EARTH(アース)銀座店」のFC(フランチャイズ)の「オーナー」になりました。
入社2年目、26歳での独立に得意げになり、ずいぶん思い上がっていたと思います。いつも、「お山の大将」気取り。とくに「挨拶をしてこない社員(後輩)」には厳しく接し、「なんで挨拶をしてこないんだ!」と、キツく叱ったこともありました。
当時の私は、挨拶は上司(先輩)が部下(後輩)から「されるもの」だと決めつけていました。

ですが、それは思い違いで、「挨拶の真実」とは、先輩も後輩も、目上も目下も関係なく、「自分から先にするもの」だったのです!
そのことを教えてくれたのが、ヘアメイク業界のスーパースターとして知られる、新井唯夫さんです。

美容業界の関係者が集まるパーティーの席で新井さんをお見かけしたことがあります。新井さんとは、数年前に一度、名刺交換をさせていただきましたが「面識がある」といえるほどの交流はなかったので、あらためてご挨拶をしに行くつもりでいました。

すると新井さんのほうから歩み寄ってきて「お久しぶりです、山下さん、こんばんは。その節はありがとうございました!」と頭を下げ、手を差し出してくださったのです。

「数年前に名刺を交換しただけの一介の美容師(私)」のことを覚えていることにも驚きましたが、「挨拶は後輩から先にするもの」と思っていた私にとって、大先輩の新井さんが「先に声をかけてくださった」ことに、「ガーン!」という音が、実際に、聞こえるほど驚きました。新井さんほどの有名人であれば、その場に立っているだけで、大勢の人が集まってくるはずです。それなのに新井さんは、自ら進んで会場を回り、自分から挨拶をして回っていたのです。

新井さんの謙虚さと、心づかいと礼儀正しさに触れて、私は、リアルに鳥肌が立ちました。そして、「たった1店舗のオーナー」になっただけでイキがっていた自分の愚かさを恥じたのです。

新井さんに刺激を受けた私は、鬼のスピードで、翌日から、相手が先輩でも後輩でも、「笑顔を忘れず、礼節を持って、自分から大きな声で挨拶をする」ようになりました。 それまでの私は、いわば店舗の「独裁者」として社員を従わせていただけでした。リーダーとして失格だったと思います。

けれど、私が「誰に対しても率先して挨拶をする」ようになってからは、店舗に活気が生まれ、本当の意味で、社員の協力を得られるようになった気がします。