例えばコシダカホールディングス(2157)は、会社四季報最新号を見ると過去の実績・今後の予想とも年々売上や利益が増加していることがわかります。株価も大きく上昇しています。

便利な「株価指標」を使った、<br />成長株、割安株、復活株の探し方2007年6月~12年4月・月足

 こうした好業績の銘柄が、今後も業績が伸び続けるのであれば、今から買っても遅くないとは思いますが、コシダカホールディングスの場合はすでに株価が安値から20倍以上に上昇しているのも事実であり、ここから買うのは個人的には少し怖い感じもします。

 成長性の高い銘柄を、株価がまだあまり上昇していない早い段階で見つけて投資するのが大きな利益をあげるためのコツです。

 なお、同じ「成長株」であっても、売上や利益の増加率(=成長率)が大きいほど株価の上昇もより大きくなる傾向にあります。「年10%増収増益」より「年30%増収増益」の方が株価も大きく上昇しやすいということです。

 また、売上や利益が年々増加していても、成長率が以前に比べて鈍化してしまうと株価もあまり上昇しなくなってしまうこともあるため要注意です。