どんな投資手法を使うにも、そのベースにはファンダメンタル分析がある! 『株を買うなら最低限知っておきたいファンダメンタル投資の教科書』の著者による連載第2回目は、「ファンダメンタル分析ってなに?」の疑問に答えます。
企業の業績や財務の状況から
銘柄を選ぶ
前回(第1回)のコラムで、個人投資家が株式投資で必要な知識は
・どの銘柄を選ぶか
・いつ買うか
・いつ売るか
の3つであることをお話しました。
このうち、銘柄を選ぶための基本となるのが「ファンダメンタル分析」と呼ばれるものです。
「ファンダメンタル」とは日本語で「経済の基礎的条件」と訳されますが、よく意味がわかりませんね。そこで、ここではおおざっぱに「企業の業績や財政状態をもとに銘柄を選ぶ方法」がファンダメンタル分析だととらえていただければ大丈夫です。
※正確には、国内外の景気、為替や金利動向、金融・財政政策のほか、各企業の業績、財政状態などから将来の株価の動向を判断する手法です。