PERを使った
「割安株」の探し方
「割安株」は、PER(株価収益率)やPBR(株価純資産倍率)から見て株価が割安と判断できるような銘柄です。
PERは、利益というフローの側面から見た企業価値と株価とを比べて割安かどうかをはかる指標です。
一方、PBRは、純資産というストックの側面から見た企業価値と株価を比較して割安かどうかをはかります。
切り口は違いますが、企業価値と株価を比較して割安な銘柄を探そうという点は同じです。
PERとは、株価が1株当たり当期純利益(予想)の何倍であるかを示すもので、これが低いほど株価は割安とされます。
標準的なPERは15倍~20倍といわれていますから、これが1ケタであればかなり割安と考えてよいでしょう。
例えば丸紅(8002)は、四季報最新号を見ると平成13年3月期の1株当たり当期純利益(予想)が115.2円、4月20日の株価は574円ですからPERは約5倍です(574円÷115.2円)。これはかなり低い数値であり、PERから判断すれば丸紅株は割安ということができます。