チケットを買うとき、飛行機ならば事前に予約するが、新幹線であれば当日でも乗れると思っている人は少なくないだろう。
飛行機の「普通運賃」はあってないようなもので、割引率は搭乗75日前から前日までの間で細かく設定されている他、年齢を限定した当日割引まである。もはや割引で買うのが常識だ。
空席率と価格が連動する柔軟な仕組みになっている背景には、航空会社がグローバル競争に晒されてきた歴史がある。
1便当たりの収益を最大化するため、欧米流のイールドマネジメントやICTを駆使した管理手法を導入。新幹線とは比較にならないくらい搭乗率への執着が強い。