米最高裁判事に指名されたブレット・カバノー氏の性的暴行疑惑を受け開催された公聴会に、同氏を支持するフェイスブック幹部が出席し、社内で物議を醸している。関係筋が明らかにした。公聴会に出席したのは、カバノー氏の親友で、フェイスブックでグローバル政策の責任者を務めるジョール・カプラン氏。カプラン氏の行動に激怒した数百人に及ぶ社員は、9月28日に開催された週次の質疑応答の場で、マーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)に直接、問題を提起した。ザッカーバーグ氏は、個人的には同様の行動は取らないと述べつつ、公聴会出席は会社の指針には違反していないと答えたという。社内のやり取りでは、この件に関して社員から数百件に上るコメントが寄せられた。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が投稿の写しを確認したところによると、シェリル・サンドバーグ最高執行責任者(COO)も「会社での立場を踏まえると、公聴会出席は誤りだと考える理由をジョール(・カプラン氏)に説明した」とし、「われわれは、個人の時間にやりたいことを行う権利を尊重するが、この件については決して容易な問題ではない」と述べている。
カバノー氏親友のFB幹部が公聴会出席、激怒する社員続出
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