サウジアラビア政府に批判的だった同国出身の著名ジャーナリスト、ジャマル・カショギ氏が行方不明となっている問題で、米上院議員20人超がドナルド・トランプ大統領に対し調査を求める書簡に署名した。米国法の下では書簡の送付後に調査が開始され、当事者に制裁が科される可能性がある。米紙ワシントン・ポストのコラムニストだったカショギ氏は先週、トルコ人の婚約者との結婚書類を受け取るためイスタンブールにあるサウジ総領事館に入ったまま行方不明となっている。この問題はトルコとサウジの外交危機に発展し、トルコ政府は地元メディアを使いサウジ政府がカショギ氏を殺害したと主張。一方、サウジ政府は関与を否定し、同氏の行方について懸念を表明した。