(3)注目してくれないとひねくれる「スネ依存」タイプ

 Cさん(36歳)は契約社員だが、収入は時給制でシフトや残業などにより毎月変動がある。収入が増えた時は、デザートを買って帰ってきたり、外食を増やしたりといったように行動にも変化が多い。ところが最近は、収入が減っている時も、不満などのストレス解消で、だんだんとお金使いが荒くなってきた。

 妻(会社員・事務職)が注意をすると、「どうせ俺は……」とすねてしまう。そこで放っておくようにしたところ、今度は自分の欲しいものを甘えてねだるようになってきたという。さらには酔っ払って妻に駅まで迎えを頼むこともあり、これでは妻も仕事疲れや家庭の時間にしわ寄せがきてしまうと危機感を募らせている。

 このような場合、夫は承認欲求がどんどん強まっている状態であり、自分に注目が集まらないとひねくれたり、依存してくる「スネ依存」タイプ。このまま続けば、パートナーの足を引っ張るリスクすらもあるので、注意が必要だ。自分が稼いで手にした収入の金額に一喜一憂し、計算を客観的にできずに、そのお金を何かに換えて認めてもらおうという浪費家タイプに共通するともいえる。

 これを乗り切るには、お金以外に充実感を得られる体験や生きがいを見つけるようにサポートすることが重要だろう。人生がすべて思い通りにいくとは限らない事実を受け止められるように、体を動かすスポーツなどに夫婦で取り組んでみるのもオススメだ。そうした体験から、自分を見てほしいというエゴに気づき、公平な視点に変化できれば、立ち直れるだろう。

収入に大きな変動があっても
冷静に軌道修正できる人とは…

 以上、メンタル面から男性にありがちな3タイプを取り上げてきたが、意外と他人事とは思えない部分があるのではないだろうか?収入の変化は今後、様々な人に起こり得る話だろう。

 この3タイプを分析すると、以下の図のようになる。理想は、図の右上のエリアのように互いに「自分にできること」を肯定し、連帯感もある夫婦だろう。

 理想のエリアを意識しつつも、今後年収に大きな変動があったとしよう。先ほどの「残念な男性」3タイプが経済的に乗り切るには、何が大事なのだろうか?それはお金の心技体を表す「ぜに感情」「ぜに知力」「ぜに体力」という3つをバランスよく維持することである。