トルコは、拘束している米国人牧師アンドリュー・ブランソン氏を12日にも釈放する見通しだ。関係筋が明らかにした。米国とトルコはこれまで対立姿勢を鮮明にしており、ブランソン氏の釈放で両国関係が修復に向かうとみられている。ブランソン氏はテロに関与した罪で、2016年からトルコに拘束されている。ただ、ブランソン氏の釈放を巡っては、前回も土壇場で協議が決裂した経緯があり、両国の関係者はまだ予断を許さないと述べている。実現すれば、中間選挙を控え、ドナルド・トランプ大統領と共和党にとっては追い風となる。ブランソン氏の釈放は福音派キリスト教徒が求めており、トランプ、ペンス正副大統領はブランソン氏の釈放を最優先課題に掲げていた。