トランプ米大統領は次期国連大使にケリー・クラフト駐カナダ大使の起用を検討している。事情に詳しい関係者が明らかにかした。トランプ氏はこれまで内輪の会合でクラフト氏を称賛してきたという。政権幹部によると、クラフト氏はジョン・ケリー大統領首席補佐官らホワイトハウスの幹部スタッフからも高く評価されている。後任として名前が挙がっていたディナ・パウエル元大統領副補佐官(国家安全保障担当)は11日に就任辞退の意向を伝えた。これを受けてトランプ氏はクラフト氏の起用を検討し始めた。現在56歳のクラフト氏は米国とカナダの間に緊張を生んだ北米自由貿易協定(NAFTA)の再交渉に携わった。同氏が駐カナダ大使として上院で承認されたのは昨年8月。