トヨタの展示ブース
トヨタの展示ブース Photo by Kenichi Suzuki

10月上旬にフランスのパリでモーターショーが開催された。そこで見た、欧州で勢いのある日本車ブランドはどこか。一方、さえないブランドは。(モータージャーナリスト 鈴木ケンイチ)

日系ブランドで
大掛かりな出展はトヨタ、スズキ

 2018年10月上旬(一般公開は4~14日)にフランスのパリでモーターショーが開催された。今年で120周年となる「MONDIAL PARIS MOTOR SHOW」だ。

 今年のパリのモーターショーは、フォルクスワーゲンやボルボなど、フランス以外のブランドの出展見送りが多数発生する驚きの内容となった。

 さらに、アウディとBMWはドイツ本社ではなく、フランスの現地法人からの出展。世界へ発信する「インターナショナルショー」という存在意義が変わっていく、そんな時代の移り変わりの見えるショーとなったのだ。

 そうした中、日系ブランドでいつものように大掛かりなブースを用意したのがトヨタ/レクサスとスズキであった。ホンダは出展しているものの、そのブースの規模は小さく、どこか“及び腰”のような雰囲気。日産とマツダ、三菱自動車、スバルは出展を見送った。

 ここで面白いのは、トヨタとスズキは、今、欧州で非常に好調であるが、他ブランドはそうではないということだ。

 特にトヨタは、欧州での販売が好調だ。2017年度の欧州での販売は前年比+10%を超える約68万台を達成。C-HRがヒットしているだけでなく、ヤリス(日本名:ヴィッツ)の販売も堅調のようだ。