米ウーバー・テクノロジーズは、新たにトレーラーのレンタルに進出する。運転手と乗客を結びつける配車サービスの利益が上がらない中、事業多角化を推進している。ウーバーは中小の運輸業者と商品を満載したトレーラーとを結びつける新部門「パワーループ」を発表する予定。リースで借り受けたトレーラーを1日25ドル(約2800円)で貸し出し、差額で利益を上げる計画だ。ウーバーは、配車アプリを支える技術が運輸業界にも役立つとしている。スマートフォンを通じ、運送業者と荷主を結びつける事業「フレイト」はテキサス州から全米に拡大するなど、成長を遂げている。新規株式公開(IPO)を目指すウーバーにとってパワーループとフレイトの成功は、一芸にとどまらない企業だということを証明する上で重要だ。