体と心の疲れは「食」で予防・回復することが可能です。そんな「滋養食」の数々を、新著『体と心の疲れが消えていく「滋養食」』を出版した医学博士の藤田紘一郎氏が紹介していきます。今回取り上げるのは、高血圧予防や整調作用など、数々の健康効果が認められるあの食品、「お酢」です。
塩分を控えるよりも
酢を毎日とるほうが効果実感
お酢には数々の健康効果が認められています。
もっとも有名なのは高血圧予防です。
お酢の酢酸には、血圧の上昇を抑える働きがあるのです。酢を大さじ1杯(15ミリリットル)を、毎日とると血圧が下がることが確認されています。大さじ2杯とれば、その効果はわずか数日で現れます。
ただし、酢をやめてしまうと、血圧はもとの状態に戻ってしまいます。少し大変ですが、毎日大さじ1~2杯をとることが大事です。