高血圧になりやすい“朝の定番メニュー”に要注意塩分を控えるならパンよりごはん

 40歳から74歳の日本人の2人に1人が高血圧と言われています。ですが、このうちどれほどの人が危機感を持って食事に気を配っているでしょうか。赤信号、みんなで渡れば怖くない、といった様子で、みんなも同じなら怖くない…と楽観視してしまいがちなのが高血圧かもしれません。

 血管は栄養と酸素を運ぶ大事な役割を果たしていますが、血圧が高い状態が続くと、その大切な血管を傷つけてしまいます。そして、いうまでもなく、高血圧は動脈硬化を招き、動脈硬化がすすむとさらに血圧が高くなるという悪循環に…。脳卒中、心臓病、腎不全などを引き起こす要因ともなります。

高血圧&予備軍かどうか、分かる!
5つのチェックリスト

「薄味好き」と自分では思っていても、知らず知らずのうちに濃い味に慣れている方も少なくありません。今は血圧の数値に問題がない方も、次の項目にひとつでもチェックがついたら黄信号です。

□ ラーメンの汁を飲み干せる
□ 外食をした後に喉の渇きを感じることがない
□ ドレッシングがかかっていないサラダなんて食べられない!
□ 一口食べる前にとりあえずソース(しょうゆ、マヨネーズなど)をかける
□ お皿にのっていたソースは全部きれいになくなる

 本当に薄味が好きな方、普段から自炊が多い方からすると、上記の項目にチェックがつくような食べ方はかなり“キツイ”はずです。短い時間でランチを済ませ、手頃でおいしいと思えるお店や料理を選んでいるうちに、いつの間にか濃い味に慣れてしまうのも自然といえば自然なことでしょう。でも、その期間が長いほどに減塩する大変さもより深刻になってしまいます。濃い味に慣れていることに気がついたら、血圧という数字に表れる前に、選ぶものを変えていきたいものです。