ドナルド・トランプ米大統領は中間選挙について、移民政策を争点とした選挙にしたいとかなり本気で望んでいる。しばらくの間は、民主党の行き過ぎた行動のおかげで、トランプ氏が優勢のように見えた。しかし、トランプ氏は選挙が目前に迫った今週、米国籍の出生地主義を大統領令によって廃止する考えを表明したことで、憲法に関わる問題のタネを自らまいてしまった。トランプ氏は不法行為の阻止や、中米の左派グループに組織された移民集団の米国入国阻止に努めている限り、政治的に優位な立場にあった。難民申請者への対応に追われる入国管理当局を支援するため兵士を非軍事的目的で国境に派遣することも、正当化できるだろう。米国は、誰であれ国境に突進することは許さないというシグナルを送らなければならない。それはとりわけ、失望あるいは、さらに悪い結果を招くであろう移民らの旅を阻止するためである。