米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)は北米の正社員約1万8000人の早期退職を募っている。世界的に自動車事業への圧力が高まっていることを受け、コスト削減に乗り出した。  GMは31日、世界の2大自動車市場である米中で販売が減速する中、早期退職募集は同社が取り組む多くの「積極的措置」の一つだと説明した。GMは鉄鋼など輸入材料の関税関連コストの上昇にも直面している。  同社の広報担当者は、早期退職などコスト削減措置で目標を達成できない場合、レイオフに踏み切る可能性もあると述べた。