反体制派ジャーナリストの殺害事件で批判を受けているサウジアラビア当局が、拘束していたハリド・ビン・タラール王子を2日に釈放した。事情に詳しい関係者が明らかにした。サウジ政府は今後も拘束中の複数の王室関係者などを同様に釈放すると見られている。サルマン国王のおいにあたるハリド王子は皇太子や政府の汚職捜査を批判したとして、11カ月間にわたり拘束されていた。汚職捜査ではハリド王子の兄である富豪ワリード・ビン・タラール王子など、王室や政府関係者、ビジネスマンらがリヤドのリッツカールトンホテルに集められ拘束された。サウジ政府はこれらが汚職捜査の一環だとしているが、ムハンマド・ビン・サルマン皇太子による権力掌握だと批判する声もあった。
サウジ、拘束していたハリド王子を釈放
皇太子や政府の汚職捜査を批判したとして11カ月間にわたり拘束
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