ミスよけ大全 ヒヤリ・ハット
Photo:PIXTA

あやうく事故につながりかねないミスを犯して、冷や汗をかいた経験を持つ人は少なくないはず。こうした職場の「ヒヤリ・ハット」から重大事故を生まないために、組織のマネジャーは、日ごろからどういった対策を講じておくべきか。書籍『ミスよけ大全』を出版した経済評論家・経営コンサルタントの中島孝志氏が伝授します。

事故にならずによかったで終わらせず
「ヒヤリ・ハット」を共有する

「ああよかった。もう少しで大事故になるところだったよ」

 これで終わり。誰もケガしていないから、大袈裟にするのも人間関係にヒビが入るからと不問にしてしまう。

 今回はたまたま幸運に救われただけのこと。ですから、いずれ大事故は確実に起こります。一つの重大事故の裏には、たくさんの「ヒヤリ・ハット」が潜んでいるのです。

 ヒヤリ・ハットとは大きな事故や災害には至らなかったものの、いつ直結してもおかしくなかったという事例のことです。

 文字通り、「突発的なミスにヒヤリとしたり、ハッとしたりするもの」なのです。