米共和党は、長年にわたって、有権者の中のある大きな層の力強い支持を期待することができた。それは大学の学位を持つ白人男性だ。しかし、かつては頼りになったこのグループは今、もはや共和党の支柱ではなくなった。このため、共和党の候補者は多くの選挙区で、勝利のための支持層を構築する上での新たな課題に直面している。  今年行われた世論調査を通して見れば、大学教育を受けた白人男性は、現在では基本的に共和、民主いずれの味方にもなり得る浮動票グループとなっており、実際のところ、むしろ民主党候補寄りに傾いている。