【ワシントン】米議会は来週の再開早々、移民問題を巡り行き詰まっているドナルド・トランプ大統領との交渉に直面する。それは12月に政府機関の一部閉鎖を引き起こす恐れもあるが、中間選挙で勢力を拡大した民主党は以前にも増して妥協する姿勢を見せなくなりそうだ。  レームダック議会の行方は予測しにくいが、議員は今後2カ月のうちに、一つの確実な期限に突き当たる。それは、国土安全保障省を含む一部省庁の予算が12月8日午前12時01分に失効することだ。